フェンスについて
新築でもリフォームでも、外構工事で最低限欲しいのがフェンスと駐車場ということが多いです。フェンスには敷地の境界としての役割だけでなく、視線を遮るための目隠しや、家や植栽を引き立たせる装飾の役割をもったものなど、様々なものがあります。
一部ですが一緒に見ていきましょう!
メッシュフェンス
まずご紹介するのは「メッシュフェンス」このタイプは比較的安価で強度があるため、あまり費用を掛けたくない場合やドッグランや子供たちが遊ぶような場所に最適です。
同じデザインで門扉もあり、高さも普及品で2mまで選べます。
通常はスチール製で、アルミ製の物もありますが、費用と強度面を考えるとスチール製がお薦めです。
写真は三協アルミさんのユメッシュHRです。
目隠しフェンス
目隠しフェンスもご要望が多いフェンスの一つです。
完全に隙間が無いものから、通風を確保するためにルーバー状になっていたり、見えない所に隙間があるものまで多くの種類があります。
種類や色もたくさんあり、中にはポリカーボネート製で
フェンスの高さ
一般的なフェンスの高さは、80cm~1.2mが多いです。
これ以上の高さになると種類も減ってきますし、背の高いフェンスをブロックの上に施工するのは強度や柱の太さの関係上難しいので、コンクリートの擁壁に穴をあけて直接立てる方法や、独立基礎で設置する方法などがあります。
背の高いフェンスを独立基礎などで設置する場合も一般的には1.8m程度までが現実的かと思います。
背の高いフェンスは費用的にも高くなってくるため、1.2m以上のフェンスが欲しい場合はブロック積みと併用して高くする方法があります。
ブロック1段が20㎝程ありますので、ブロックを1段積んだ上に1.2mのフェンスを立てればフェンスの高さは実質1.4mになります。
フェンスの設置費用
フェンスの価格や設置にかかる費用は種類や設置場所や設置方法によって変わります。
新築の外構工事の費用の中で、フェンス工事が占める割合は多い印象です。
敷地周りをフェンスで囲う場合は安価なものを使ってもフェンスだけで100万円以上かかることが少なくありません。
一般的なアルミのフェンスでも価格はピンキリで、アルミ形材色と言われるシルバーや黒などの単色タイプと木調色タイプだと木調色の方が高くなります。
スチール製のメッシュフェンスは材料費、施工費ともに比較的リーズナブルで強度もあるので、境界を認識するためだけの低いフェンスや、目隠しを必要としない場所には良い選択肢での一つです。
フェンスの設置時期について
住宅の場合は可能であれば新築時や、中古住宅を購入してすぐに設置する方が良いと思います。
住み始めて数年経ってから設置すると、隣地の方に「自分たちが何かお隣さんに迷惑をかけたのでは」と余計な気を使わせてしまったり、「いままでは敷地に入っても何も言わなかったのに」とか「敷地に入ったりしていないのにどうしてフェンスをするんだろう」などと思われてしまうこともあります。
ご近所付き合いが上手くいっているほど後からでは設置しにくくなったりもしますので、出来れば最初に付けてしまう方が気が楽です。
もちろん予算の関係などで後からつけなくてはいけないこともありますので、その際はお隣さんに一声掛けてから設置を検討してください。
施工の際にお隣の敷地に入らなければいけなかったり、水やセメントなどが落ちてしまいますので、掃除のために入らせていただくこともあります。